ほんわか博士生活 - 看護と著述とサルトルと
by 宮子あずさ Since 2013.4.1
『本音のコラム』が本になる！
今週は水曜日、金曜日が勤務。他は看護系大学の講義や女性団体への出講。盛りだくさんの1週間です。
お知らせするのが遅れましたが、先週嬉しいことがありました。
2010年から2023年まで、毎週月曜東京新聞特報面に掲載された『本音のコラム』全603本が1冊の本になったのです。遅ればせながら、以下は、4月24日のフェイスブックへの投稿です。
この本に作品を寄稿してくださった漫画家のぼうごなつこさん。Facebookへのご紹介、ありがとうございます。
『置き去り』第2章を公開
さきほど『置き去り(web版)』の第2章をnoteに公開しました。
4日間の日勤の合間にせっせとがんばった！
武蔵野市でも選択的夫婦別姓
今日は今週最後の勤務。4日間の勤務が終わります。
ケア度は高いながら、休日体制は平日よりやることが少ない分、やはりのんびり。来週退院の受け持ち患者さんのお世話もできて、とてもいい一日でした。今日、武蔵野市では選択的夫婦別姓をめぐって、こんな行動がありました。
「選択的夫婦別姓を求める武蔵野市議会助成融資の会」の街宣活動。私もお誘いいただきましたが勤務で行けず。ツレのみが参加し、スピーチもしたそうです。
街宣では武蔵野市議会における選択的夫婦別姓をめぐる動きをまとめたチラシが配られていました。
右の賛否結果のみを見やすいように拡大してみましょう。
誰がジェンダー平等に背を向けているか、よくわかりますねえ。許さんぞ。
また、4月23日国会前に集まった仲間による、今国会に法案提出を求めての行動もいろいろ決まってきました。
初回は4月30日（水）。この日私は残念ながら勤務。5月7日（水）から参加予定です。各地での行動も大歓迎とのこと。
同じ気持ちの方、ともにがんばりましょう！
今日の反省
今週は珍しく4日間の勤務。今日は今週3日目の勤務でした。
患者さんのケア度がいつになく高く、この3年間を振り返っても、かなり忙しい時期に入っています。
そのせいもあって、今週は同僚のフォローを受けることが多く、感謝とともに反省もいくつかあるんですよね。
特に昨日、フリーで動いたとき、転入の患者さんを受けるのがうまくいかなくて。電子カルテで行うべき操作が覚えられず、慣れた人にお願いしてしまいました。
私はリーダー業務と配役の担当ははずれているため、そこに関連した電子カルテの操作が、どうしても弱い。そこを慣れた人に任せてしまっていいのか、あくまでも覚える方がいいのか。
実はちょっと悩んでいたりもするのです。とは言え、やっぱりできることは増やした方がいいに決まっていますよねえ。実際、この日転入受けはイマイチでしたが、けっこう難しい血管の患者さんの、血管確保はできました。
これは今の病棟に来るまで留置心を入れたことのない私には、かなりの進歩なんですよね。そうそう。悪いことばかり、考えない。反省したら気持ちを切り替えてまた明日の勤務をがんばろう。
家に帰れば、こんなに可愛いもふこが、ツレに甘えていました。
昨日のデモ
OneDriveトラブルの顛末
今週は月曜、火曜が日勤。ところが、昨日の夜からパソコンのトラブルに見舞われ、対応は深夜に及びました。そして今日も、対応は続きます。
どうにか原状復帰はできたものの、ツレも私もへろへろ。以下、フェイスブックへの投稿に詳細を書きました。
都議選は笹岡ゆうこ前市議を応援
６月22日投開票の東京都議会選挙。1人区の武蔵野市は、2023年の市長選で惜敗した笹岡ゆうこ前市議が立憲民主党推薦で立候補が予定されています。
このところリベラル系候補が負け続けている武蔵野市。立憲民主党以外の政党の動向は確定していませんが、リベラル系市民としては、唯一のリベラル系候補として、応援する動きができています。私たち夫婦も、さっそく昨日、ポスターの裏張りボランティアに行ってきました。
そして、今朝のわが家の塀は、こんな感じに。みんな、がんばろう！
気持ちの区切り
今週は月曜、金曜が勤務。水曜は在宅ワーク、木曜日は毎年この時期に引き受けている大学の授業（半日×4回）の初回。そしてはや週末となりました。
今日はもふこの半年に一度の健診のため、行きつけの動物病院へ。もふこは朝から何やら気づいていたのでしょうか。
じっと見られて、ちょっとドキドキ。
朝ご飯を出さないから、何かを悟っているのかも知れません。
毎度の定期受診なのですが、お世話になっていた院長先生が5月でお辞めになるとのこと。検査結果に問題がなければ、今日が最後の診察になります。
私たちより3歳下の院長先生は、昨年終わりに病院を他の方に譲渡。引き継ぎのため、半年ほど診療を続けていましたが、それも来月で終了です。動物看護師さんなど残る方も多いよう。そこは心強いのですが、やはり淋しさは拭えません。
思えば、初めてこの病院を受診したのは、1999年6月4日。当時の飼い猫は母の家からもらいうけたミルク。2000年にミルクを見送り、そのあと保護猫のぐう吉が2019年まで18年間お世話になりました。今のもふこまでの26年間、本当に長いお付き合いでした。
昨日はスコーンを焼き、今日はお土産に持参。かなり昔に焼いてお持ちしたところ、とても喜んでいただいた記憶があり、お餞別に持っていくことにしたものです。
昨日までは本当に淋しくてたまらなかったのですが、スコーンを焼いていたら、かなり気持ちが落ち着きました。焼き菓子焼くのって、精神衛生上もいいのかも知れませんね。
手紙も書いて、さらに気持ちも落ち着いて。ここまでのご縁に感謝しつつ、これからもここでお世話になろうと思います。
余力を残し、病院経営から引く決意をなさったのも、先生の責任感の表れだと思います。
新たな生活が楽しく幸せでありますようにと、心から祈っています。
『置き去り』第１章を公開
今日は朝からせっせと作業。先ほど『置き去り(web版)』の第１章をnoteに公開しました。
今月後半から7月初めにかけては、看護学校の授業が入ってきます。何かと慌ただしくなるので、ちょっと作業が滞るかも知れません。
それでもやっぱりコツコツと。がんばります。
ボーヴォワール再び
今日は午後から10人ほどの集まりで、母・吉武輝子の思い出をお話ししてきました。ツレも休みを取って、同行。少し朝寝をして起き出すと、もふこはすでに日なたぼっこモードです。
空は快晴。今日は父の命日です。2000年に72歳で父が亡くなって、早25年が経ちました。明後日4月17日は母の命日。2012年に80歳で亡くなって、こちらは13年です。
今日母の話をする中で、経験を語ることの意味と解釈などについても少しお話ししました。あることを経験したら、その経験をする前の経験が上書きされてしまう。過去の経験は語られるその時に意味づけが行われる........。
博論を書いた時、「経験とは何か」を探究したことが改めて想起されました。2025年2月8日の日記で私は、博論に苦労していた時期、母の書棚にあった『両義性のモラル』に救われた話を書いています。
この記事も読んでいただき、あとから「両義性のモラルの意味について、お尋ねをいただきました。
以下がその答えです。「両義性のモラル」は、サルトルが書くと宣言しながらとうとう書けなかった倫理論を、ボーヴォワールが書いたと言われる重要な書物でした。
人間の存在には自由と束縛、選択と運命と言ったように、複雑な相反する要素があり、その両義性を踏まえた人間のあり方、倫理を探究する書物なんだと思います。
『なんだと思います』と書いたのは、私自身、難しすぎて理解できなかったからで、博論にここからの引用はしていません。
ただ、この本を読まずに過ぎることができず、理解できなかったとしても、あの本に当たれたことは、論文を書き通す上で、極めて重要なことでした。
その後、ボーヴォワールの倫理観に焦点を当てた長い博士論文を書いた人もいて、それが全文公開されています。エネルギーは要りそうですが、読もうと思っています。そう、情けないことに、執筆当時きちんと読みこなせないまま、今に至っています。今回、改めて解説の文献を探したところ、＜ 杉藤,雅子著，自由と承認 : シモーヌ・ド・ボーヴォワールの倫理思想，博士論文（早稲田大学），2011＞の中に詳細な解説が見つかりました。
私が博士論文提出は2012年の年末。この論文の公開は2013年2月なので、執筆時点では参照できなかったのが残念です。まずはこの博論を、読んでみようかな。そしてもう一度、博論に取り組んでいたときの気持ちを思い出したいとも思うのです。
気づけば月曜日
前回サイトの更新からあっという間に1週間が経ちました。
先週の月曜日にやろうと決めた作業は、ほぼ予定通りに完了。『置き去り』のWeb版は、今週中に第１章を公開する予定です。
この週末も市民運動の会議その他があり、出歩くことが多い週末でした。昨日は残念ながら一日雨。日なたぼっこができないもふこは、とっても不満そう。抗議の声をあげているようでした。
今日は朝から晴れたので、もふこもご機嫌。このわかりやすさがまた可愛いんですよね。
今週は今日と金曜日が日勤。4月後半から6月は看護学校の授業があり、何かと忙しくなります。めげずがんばろう。
病院は、退院が続き、それに連れて入院も次々入ります。出入りのあるときはやっぱりバタバタしますね。
今日も忙しく働いてきました。これもまた、悪くない日々。
こちらもがんばります～。
選択的夫婦別姓国会審議に向けて正念場！
今週は月曜、火曜、金曜が勤務。水曜と木曜で原稿を書いたり、『置き去り』のテキスト化の作業を進める予定です。
そんな中、デモの情報が流れてきたので、さっそくFacebookでご紹介。選択的夫婦別姓はいよいよ国会に法案が出されるかどうか、具体的な話しになってきました。ここは頑張れ、立憲民主党。市民の声で後押しします。そしてそして。可愛いもふこの写真も見てください。帰宅したら、淋しかったのか、怒っていました。
こういうところも可愛いんです～。
序章を公開！
今日は朝からツレが外出。ひとりの時間でキッチンの収納をやり替えたあと、すでにテキスト化していた『置き去り(web版)』の序章をnoteに公開しました。
俄然やる気になった！
今日は日勤。今年就職の新人が1名配属になりました。慣れるまでは3年目の先輩が一緒に動くのが基本。いわゆるプリセプター制度ですが、うちの病院はほどよい緩さがあり、とってもいい感じです。
天気予報の通り、寒さは昨日まで。陽気も春めき、病棟には若々しい風がびゅんびゅん吹いて、春の勤務を満喫した1日でした。私が就職した1987年の総合病院の内科病棟は、主力が20～30代。ヒラの50代の看護師と働く機会は、まずなかったんですよね。
私も含めて、50代以上と言えば、21～23歳くらいの人にとっては、親の世代でしょう。
新人として就職し、そんな年代の人と働くのって、どんな体験なんだろう。私には、想像もつきません。
経験って、ほんとうにひとりひとり違うんだなあ。改めて、感動してしまいました。さて、一昨日Facebookに母の著作をWeb公開すると投稿したところ、ものすごい反響がありました。今朝の時点でリアクションは200超え。私の投稿にしては、桁外れの反響と言えるでしょう。
やっぱり待たれていると思うと、うれしいですよね。
俄然、やる気が出てきました。
昨日も勤務がなかったので、急ぎめの原稿を仕上げてからは、またスキャンとOCRで変換されたテキストの修正に励みました。
こういう作業はとても好きなので、かなり根を詰めてしまいます。
今日は出勤で良かった。あのまま何日も続けたら、間違いなく食いしばった歯が痛み出すでしょう。勤務から帰ると、すでに在宅勤務を終えたツレはもふこと添い寝。そっと近づいたら、こんな写真が撮れました。
今までは足の方にしかいなかったのが、最近は腕や肩に寄りかかって寝ています。
もふこもツレも幸せそう。＜春眠暁を覚えず＞の季節がいよいよやってきます。
『置き去り』(Web版)公開第1回目
新年度が始まった
今日から2025年度。看護師としては39年目の春になりました。昨日から新しいユニフォームを着て、元気に働いています。
自分の写真を撮るチャンスがなかったので、先月の写真を再掲。右端の上がブルー、下がネイビーの組み合わせが、私の選んだ新しいユニフォームです(左の2パターンはリニューアル前）。
いずれ私のユニフォーム姿は撮ってお見せしますね。
昨日は、運動仲間の菱山南帆子さんたちと吉祥寺の名店カフェロシアで晩ごはん。食べて笑って、サイコーでした。
そして、今日はもふこの暫定的な誕生日でもあります。
4歳でうちに来たもふこも10歳になり、いよいよシニア猫の仲間入りです。
大人の猫は、人間の4倍の速さで年を取ります。今年に入って3ヶ月過ぎたってことは、もふこにとっては1年経ったのと同じ。うんとかわいがってあげたいですね。
この写真は、勤務から戻ってグロッキーの私に近寄ってきたもふこ。しばし添い寝をしてしまいました。もふこ、もふこ。ずっと元気に過ごそうね。
